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大人になれば、多くの人は近眼や老眼で悩みます。そこで子供のうちから視力低下を予防することをお勧めします。まず、一番簡単に取り組むことができ、且つ最も効果的なのが、姿勢を良くする事です。例えば学校で、授業中キチンとイスに座るだけでもぜんぜん効果が違います。

まず、教科書と目の距離が適度に保たれ、左右の目で均等に文字を見ることができるからです。肘を突いたり、曲がった状態でものを見ると、対象物への距離が左右の目で異なるため、これを続けると、微妙に左右の目に視力の差が出てきます。これは不同視といい、いわゆるガチャ目といわれる状態ですが、このガチャ目なると、左右のバランスを保とうとするため、片方の目を無意識に酷使してしまいます。すると片方の目の視力低下が進み、今度はそちらの目をかばってもう片方の視力低下が進んでしまう。結果的にどんどん視力低下が進んでしまうのです。これは文字を書くときも同様です。

もっと言うと鉛筆の持ち方が重要になってきます。通常、字を書く時は、両目は水平にして顔を傾けないような姿勢をとるのが正しいとされています。しかし最近は、鉛筆を立てて下の方を持ち、顔を傾けて書く姿勢をとる子供が実に多いのです。右利きの場合、左目を下げて手元を見ることになります。鉛筆を正しく持って書かないと、このような癖がついてしまい、左右でバランスの悪い目になってしまいます。

鉛筆の持ち方については、次の2点に注意するだけで簡単に改善できます。まず、あまり下を持たず、先端から2cm〜3cmのところを持ちます。そして、鉛筆は立てずに斜めに持つこと。これだけです。要するに、顔を下げたり、動かしたりせず済むようにする。これだけです。是非意識してみて下さい。

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